タッチタイピングで効率50%以上UP!7日で身につける練習法とコツ
- タッチタイピング(ブラインドタッチ)を身につけたい人
- 小中高校生の子供にこれから身につけさせたいと思っている人
- 作業効率のアップをしたいと思っている人
63%の社会人がタッチタイピングができない
マイナビが調査した結果ではこのようになっています。
- できる:37%
- できない:63%
参考:マイナビ「意外と多い? 「ブラインドタッチ」ができない社会人は約6割!」
また、「しらべぇ」というサイトでも同じような調査を行っており、6割前後の人がタッチタイピングができないと回答しています。
公開されているグラフを見てみると年齢が高くなるにつれてタッチタイピングができない人が多い傾向にあることがわかります。
参考:しらべぇ
社会人の6割がタッチタイピングできないということは逆に言うと
できるようになれば社会人の6割に差をつけられる
ということです。
どうでしょう? それだけでちょっとやる気になりませんか?
タッチタイピングができないデメリット
デメリット
IT化が進み、仕事でPCを使うことが当たり前になった現代社会では、タッチタイピングができないことはデメリットしかありません。
- 仕事が遅いと評価される
- ITツールへの抵抗感を持ちやすくなる
- PCを使うこと自体がストレスになる
- 周りと比べて劣等感を持ちやすくなる
できないのは社会人だけではない
デジタル世代と呼ばれている現代の中高生もタッチタイピングができないというデータが出ています。
文部科学省が調査したタイピングの調査についてこのような平均値データがあります。
区分 | 入力平均文字数 |
---|---|
中学生 | 17.4文字/分 |
高校生 | 24.7文字/分 |
比較用として、日本ワープロ検定におけるタイピング合格基準が下表です。
高校生でも3級にすら届かないというのが日本の実情です。
級位 | 合格文字数 |
---|---|
4級 | 20文字/分 |
3級 | 30文字/分 |
準2級 | 40文字/分 |
2級 | 50文字/分 |
準1級 | 60文字/分 |
1級 | 70文字/分 |
その事実に文部科学省が危機感を抱いたのか、情報活用能力を高めるために小学生から教育に盛り込んでいるほどです。
つまり、これから社会に進出する子供たちは、6割の大人ができないことが当たり前のようにできるようになるということです。
就職で不利になるかも
個人的な見解ですが、将来的にタッチタイピングができないことが就職活動で不利になる時代が来ると予想しています。(もしかすると既にそうなっているかもしれません)
下手をすると学校も卒業させてもらえなくなるかもしれません。
タッチタイピングが小学校で覚える九九と同じくらい当たり前のスキルになる時代が来るでしょう。
タッチタイピングができるメリット
メリット
さて、タッチタイピングができるようになることで、どのようなメリットが得られるのでしょうか。
- 仕事・作業が早くなる(効率向上)
- 相対的に自分の価値が上がる(社会人6割ができないことができる)
- 画面を見ながら入力ができるため、入力ミスにすぐに気づける
- 前述のデメリットがすべてなくなる
できない人に比べて作業効率が50%以上アップ
タッチタイピングの「できる/できない」について明確な基準はなく、その認識にも個人差があるため、ここでは――
タッチタイピングができない人の入力文字数は、手書きの文字数以下
と定義します。
一般に社会人の実務で必要とされる入力文字数は40~59文字/分が基準と言われており、実際の社会人の平均は60文字/分、手で文字を書く速度は40文字/分です。
実務に必要な入力文字数 | 40~59文字/分 |
社会人の平均の入力文字数 | 60文字/分 |
手書きの文字数 | 40文字/分 |
タッチタイピングができない人の入力文字数が40文字/分として、できる人の文字数を社会人平均60文字/分として単純に計算すると
タッチタイピングができる人はできない人の50%(1.5倍)の効率で作業ができるということになります。
タイピング能力を鍛えて入力文字数が増えるほど、100%、200%と効率アップできるということです。
タイピング能力を測ってみる
タッチタイピングができる人は100文字/分を超える人も大勢います。
私もタッチタイピングができると自負しています。
そこで「タイピング診断」というツールでチェックしてみたところ、293文字/分の結果が出ました!(わーい)
また「e-typing 模擬試験」という無料の試験があったので、そちらも試してみました。(2級が限界でした)
ページ最後の「タイピング実力測定」の項にリンクがあるのでご利用下さい
タッチタイピングの練習ツール
練習には独学ではなく、専用のツールを使いましょう。
なぜならタッチタイピングには『指の動かし方』があるためです。
オススメは「e-typing」です。
会員登録が必要ですが無料で使用でき、大きく3つのステップで練習できます。
- 基礎練習
- 基本練習
- 応用練習
これらを一通り実践することでタッチタイピングを身につけましょう。
練習のコツ
1日1時間の練習を7日間続ければタッチタイピングは身につきます。
「タッチタイピングができるようになる」ということは、言い換えると下の2つができるようになることです。
- 指の正しい位置を覚える
- 指の正しい動かし方を覚える
2つのことだけだと思うと気が楽になりませんか?
- 毎日 最低でも10分は練習(朝食前がオススメ)
- 速さより正確さ(速さは後から自然とついてくる)
- 画面の指示に忠実に指を動かす
- なるべくキーボードに視線を落とさない
- キーを打った指は必ずホームポジション(指の基本位置)に戻す
1日目
基礎練習
- ホームポジションを覚える
- どの指でどのキーを押すのか実際に指を動かして慣れていく(初日なのでキーボードを見ながら、頭で考えながらやってもいい)
2日目
基礎練習
- どの指でどのキーを押すのか、反復して指で覚える(なるべくキーボードは見ない)
3日目
基礎練習と基本練習
- キーボードを見ずに「基礎練習」の内容を実践してみる
- 50音・濁音・半濁音・長音を打つ指の動きに慣れていく
1日1時間真面目に練習していれば、この辺りで指のぎこちなさがなくなってきたことを自覚できるようになります
4日目・5日目
基本練習
- 50音・濁音・半濁音・長音をキーボードを見ずにひたすら打って指に覚えさせる
- 速さよりも正確さを重視
6日目
応用練習
- 短文・長文入力に慣れていく
- 記号や数字に打ち慣れていく
- 速さよりも正確さを重視
7日目
応用練習
- 昨日よりも「速く正確に」を意識して入力していく
ここまでくれば、キーボードはあまり見ず、ほとんど頭で考えず、指が動くようになっているはずです。
実務には支障ないレベルになっているはずなので自分の実力を測ってみては如何でしょう。
練習が苦痛なとき/子供に練習させたいときのオススメ
タッチタイピングを覚えるという点において有料も無料もそれほどの差はありません。
しかし「楽しみながら練習する」という点においては有料ソフトに軍配が上がります。
大人なら辛くても我慢して練習することもできるでしょうが、それを子供に求めるのはなかなか難しいところです。
そういうときは素直に有料ソフトに頼りましょう。
将来のことを考えると決して損をする投資ではないはずです。
子供向けでオススメは任天堂Switchのゲームソフト「タイピングクエスト」です。
キーボード付きの「スターターセット」とソフトだけのものがあります。
PCでの練習ソフトは子供も大人も楽しめる「特打ヒーローズ 名探偵コナン」がオススメです。