【どっちがお得?】三井住友ゴールドカード(NL)×SBI証券と楽天カード×楽天証券
楽天経済圏の改悪が叫ばれてずいぶんと立ちました。
それと台頭するように、「三井住友カード(NL)×SBI証券」の組合せをよく耳にするようになりました。
そこでこの記事では「楽天カード×楽天証券」と「三井住友カード×SBI証券」をポイント還元率の視点から比較し、どちらがよりお得なのかチェックします!
- 三井住友ゴールドカード×SBI証券について知りたい
- 改悪続きの楽天に不安を感じている
- 単純にどっちが良いのか比較したい。
結論
高還元となる条件が簡単な三井住友カードゴールド×SBI証券一択です。
良いクレジットカードを探す時間が勿体ないと思えるほどで、とりあえず持っておけば良い組合せと言えます。
ネットや携帯が楽天だったり、ふるさと納税を楽天市場で利用しているなら併用という手もアリです。
それぞれを細かく見ていきましょう。
比較表
還元率やカードの特典についてはこの通りです。
楽天カード×楽天証券 | 三井住友カードゴールド×SBI証券 | |
---|---|---|
こんな人にオススメ | 楽天経済圏の利用頻度が多い人 | コンビニ/飲食店の利用が多い人 |
ポイント還元率(最大) | 1%(15.5%) | 0.5%(18%) |
現実的な還元率 | 7~10% | 10~14% |
年会費 | 永年無料 | 5,500円 ※年間100万円利用を1度でも達成すると永年無料 |
特典 | 新規入会で2,000P 初回利用で3,000P 楽天口座開設で2,000P | 新規入会で1,000P 入会後3ヶ月以内に利用で利用の10%分(最大8,000P) 証券口座開設+積立設定で5,000P 株式取引で10,000P 毎年10,000P(条件:年間100万円利用) |
投信積立ポイント還元率 | 代行手数料年率0.4%以上のファンド:1.0% 代行手数料年率0.4%未満のファンド:0.5% | カード積立額の1.0% |
還元率を上げる方法 | SPU(+1~14.5%) 各種キャンペーン | カードタッチ決済:+5% スマホタッチ決済:+7%(通常P含む) 家族ポイント:最大+5% 選べる特典:+1% VPassアプリログイン:+1% SBI証券:最大+2% 住宅ローン:+1% SMBCモビット:最大+1% |
主なキャンペーン | ・5と0のつく日(+2%) ・お買い物マラソン(+1~9%) | 定期開催のキャンペーンはなし こまめにマイページでチェック! |
ふるさと納税 | 楽天ふるさと納税にて、SPUに応じた還元あり | ポイントUPモール経由で、0.5~3.5% |
付帯保険(海外旅行) | 傷害死亡:2000万円 傷害治療費:200万円/事故 疾病治療費:200万円/疾病 賠償責任:3000万円/事故 救援者費用:200万円/年 | 傷害死亡:2000万円 傷害治療費:100万円 疾病治療費:100万円 賠償責任:2500万円 救援者費用:150万円 |
銀行口座 コンビニATM/銀行振込手数料 ※証券とは別に開設が必要 | コンビニ:最大月7回無料 振込:最大月3回無料 | コンビニ:有料(特典で無料可) 振込:何度でも無料 |
備考 | 楽天市場での買い物でしか高還元を受けられない | ・カード積立額は年間100万円利用特典の利用額に集計されない ・最大還元率を受けるにはOliveアカウントの登録が必要 |
ポイントサイト『モッピー』からカード入会(1P=1円) | 1,300P | 5,000P |
ポイントサイト『モッピー』から証券口座開設(1P=1円) | 10,000P | 8,000P |
公式サイトでさらに詳細を確認したい方はコチラから
三井住友カードゴールドNL
一言で表すと『コンビニやレストランでの支払いに最適なクレジットカード』です。
特に、ポイント還元率の『高さ』と『わかりやすいさ』が魅力です。
最大で18%還元にする方法
通常利用でのポイント還元率は0.5%(200円につき1ポイント)です。
さらに、各種条件を満たすことで最大18%の還元率にすることができます!
ですが実際は10%~14%に収まる人が多いと思います。
方法1:スマホのタッチ決済で+7%
対象店舗にてスマホのタッチ決済を行うと7%の還元を受けられます。
- セブンイレブン
- ローソン
- マクドナルド
- すき家
- サイゼリヤ
- ガスト
- ドトール
- かっぱ寿司
- すかいらーくグループ飲食店
方法2:家族ポイントで家族1人につき+1%(最大+5%)
本会員として登録している家族を家族登録しておけば1人につき+1%加算されます。
例えば、夫婦でお互いを登録しておけばお互いに+1%還元率がアップすることになります。
方法3:選べる特典で+1%
Oliveアカウントに登録することで、4つの特典から優待サービスを選ぶことができます。
その中の『Vポイントアッププログラム』を選択することで還元率が+1%になります。
他の特典は達成条件があったりするので『Vポイントアッププログラム』一択になると思います。
- 給与・年金受取特典(毎月200P)
- コンビニATM手数料無料(毎月1回無料)←デフォルト設定
- Vポイントアッププログラム(還元率+1%)←オススメ
- ご利用特典(毎月100P)
得点に必要なOliveアカウントの登録はこちらの公式ページから行えます。
※Oliveアカウントの登録 = 三井住友銀行の口座開設です。
方法4:VPassアプリログインで+1%
三井住友カードが配信している『Vpassアプリ』もしくは『Oliveアカウント』に毎月1回ログインするだけで+1%アップします。
方法5:SBI証券で最大+2%
下記条件を満たすと最大で+2%還元率がアップします。
- 当月の投資信託の買付が1回以上(+0.5%)
- 当月の国内株式 or 米国株式の買い付けが1回以上(+0.5%)
- 当月末のNISA/つみたてNISA口座の保有資産評価額が30万円以上(+1.0%)
その他お得なポイント還元
国内公募株式投資信託の月間平均保有額に応じて、年率最大0.25%のVポイントが貯まります。
※参考:大手銀行の預金金利は0.001~0.1%
月間平均保有金額 | 1,000万円未満 | 1,000万円以上 |
---|---|---|
通常銘柄 | 0.10% | 0.20% |
SBIプレミアムチョイス銘柄 | 0.15% | 0.25% |
その他指定銘柄 | ファンドごとにSBI証券が指定した付与率 |
方法6:住宅ローンで+1%
三井住友銀行で住宅ローンを組むと還元率が+1%アップします。
ハードルが高いので、これを狙うのは難しいでしょう。
これを狙うくらいなら、良い条件の住宅ローンを組むことに重きをおいてください。
方法7:SMBCモビットで+1%
いわゆる借金なのでポイント目当てに登録するものではありません。
自己投資や冠婚葬祭などの出費でカードローンを検討しているときに、思い出してみてください。
年会費は5,500円 ※条件達成で永年無料
5,500円の年会費がありますが、年間100万円利用することで来年度以降の年会費が永遠無料になります。
毎月8.4万円で達成可能です。
ネット/スマホの通信費、光熱費、日用消耗品、食費をこのカードで支払うようにすれば、容易に達成できます。
さまざまな特典
※入会特典は予告なく変更/終了することがあります。
- 新規入会で1,000P
- 入会後3ヶ月以内の利用で、利用分の10%還元(最大8,000P)
- 証券口座開設 + 積立設定を行うと5,000P
- 株式取引で10,000P
- 毎年100万円の利用で10,000P(注1)
注1:積立のカード支払い額は年間100万円の集計対象になりません。
投信積立でポイント還元(1%)
SBI証券で投信積立を三井住友ゴールドカードで積立すると、当月のカード積立額1%分のポイントが還元されます。
ポイントUPモール経由でふるさと納税(+0.5~+3.5%)
三井住友が運営している「ポイントUPモール」を経由してふるさと納税すれば、さらにポイント還元を受けることができます。
しかし還元率はあまり高くないため、キャンペーンと併用できる楽天市場でふるさと納税を行う方が還元率は高くなります。
下記は一例です。
サイト名 | ポイント還元率 |
---|---|
楽天市場(楽天ふるさと納税) | +0.5% |
ふるさとプレミアム | +3.5% |
ふるなび | +0.5% |
ふるさと本舗 | +0.5% |
ふるさと納税 | +1.5% |
ふるさとチョイス | +0.5% |
auPayふるさと納税 | +1.5% |
マイナビふるさと納税 | +2.5% |
ANAふるさと納税 | +0.5% |
ポイントの使い道
主に3択
- 投資信託の買付に充当(≒貯金)←オススメ
- カード支払いに充当
- Vポイントアプリ(プリペイド)にチャージ
その他、Visaプリペイドや家族おさいふへのチャージや他社ポイントや景品交換がありますが、費用対効果がよくないため、基本的には投資信託の買付に充当するのを推奨します。
公式サイトでさらに詳細を確認したい方はコチラから
楽天カード×楽天証券
還元率は高いのですが、三井住友カードゴールドと比べるとその内容が複雑で、最大効率でポイント還元を受けるのは難しいです。
近年では改悪も叫ばれており、メインで使うのは難しいかもしれません。
最大25%還元にする方法
基本還元率は1%ですが、難解かつ複雑な条件を満たすことで最大となります。
SPU活用で楽天市場で最大+15.5倍
SPU(スーパーポイントアッププログラム)で各種条件を満たすことで、楽天市場での買い物で還元率が15.5倍にアップします。
※最新の倍率と条件はコチラ。
サービス・倍率 | 達成条件 | ポイント付与対象 |
---|---|---|
楽天モバイル+会員ランク 最大+3倍 | Rakuten最強プラン契約 +ダイアモンド会員(+3倍) or ダイアモンド会員以外(+2倍) | 楽天市場での購入金額 |
楽天モバイルキャリア決済 +0.5倍 | 月に2,000円以上支払い | 楽天市場での購入金額 |
RakutenTurbo/楽天ひかり +1倍 | RakutenTurboあるいは楽天ひかりの契約 | 楽天市場での購入金額 |
楽天カード通常分 +1倍 | 楽天カード(種類問わず)を利用して楽天市場で購入 | 楽天市場でカード利用額 |
楽天カード特典分 +1倍 | 楽天カード(種類問わず)を利用して楽天市場で購入 | 楽天市場でのカード利用額 (消費税・送料・ラッピング料除く) |
楽天プレミアムカード特典分 +2倍 | 楽天カード(プレミアム)を利用して楽天市場で購入 | 楽天市場でのカード利用額 (消費税・送料・ラッピング料除く) |
楽天銀行+楽天カード +1倍 | ①楽天銀行口座で楽天カード利用代金の引き落とし(+0.5) ②①を達成し、購買の前月に楽天銀行で給与・賞与・年金を受け取る(+0.5) | 楽天市場でのカード利用額 (消費税・送料・ラッピング料除く) |
楽天証券 投資信託 +0.5倍 | 当月合計30,000円以上のポイント投資(投資信託) | 楽天市場での購入金額 |
楽天証券 米国株式 +0.5倍 | 当月合計30,000円以上のポイント投資(米国株式円貨決済) ※米株積立および買付手数料無料海外ETF除く | 楽天市場での購入金額 |
楽天ウォレット +0.5倍 | 暗号資産現物取引で月に合計30,000円以上購入 | 楽天市場での購入金額 |
楽天トラベル +1倍 | 対象サービスを月1回5,000円以上予約し、対象期間に利用する | 予約申込み月の楽天市場での購入金額 |
楽天ブックス +0.5倍 | 月1回1注文1,000円以上購入 | 楽天市場での購入金額 |
楽天Kobo +0.5倍 | 電子書籍を月1回1注文1,000円以上購入 | 楽天市場での購入金額 |
Rakuten Pasha +0.5倍 | トクダネで当月に300ポイント以上獲得し、「今日のレシートキャンペーン」にて審査通過レシート10枚以上 | 楽天市場での購入金額 |
Rakuten Fashion +0.5倍 | Rakuten FashionアプリでRakuten Fashion商品を月1回以上購入 | 楽天市場での購入金額 |
楽天ビューティー +0.5倍 | 月1回3,000円以上の利用 | 予約申込み月の楽天市場での購入金額 |
各SPUの条件を見ればわかりますが、契約が必要だったり、一定額を利用しなければならなかったりして「ポイントを得るためにお金を使う必要がある」という本末転倒な条件になっています。
もともと楽天の利用頻度が多い人じゃないと、高還元を目指すのはかなり厳しそうです。
それでも基本還元率1%は高還元率の部類であるため、悪いカードではありません。
あくまで「最大還元率を狙うのは難しい」というお話です。
年会費は永年無料
楽天カードは年会費がかかりません。
ちなみに他のカードは
ですが2022年7月時点で、これらは年会費を払うほどのメリットがほぼないため、ゴールドとプレミアムはオススメしません。
投信積立でポイント還元(1% or 0.5%)
楽天カードクレジット決済で投信積立をすると決済額に応じてポイントが還元されます。
この還元率は信託報酬として支払う手数料(代行手数料)の額によって変動します。
- 手数料が年率0.4%以上のファンドは決済額の1%(100円につき1ポイント)
- 手数料が年率0.4%未満のファンドは決済額の0.2%(500円につき1ポイント)
一例として、人気の優良ファンドの信託報酬がどれくらいなのか見てみましょう。
これを見ると改悪と叫ばれる理由がわかるはずです。
楽天・全米株式インデックスファンド
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
ポイントの使い道が豊富
楽天ポイントはコンビニやスーパーマーケットなど、楽天Payが利用できるすべての生活圏で使用することができます。
さらに投資やふるさと納税にもポイントを利用することができます。
- 楽天Payが利用できる店舗
- 楽天ふるさと納税
- 楽天市場
- 楽天証券でのポイント投資
- 楽天カード利用代金の支払い
- 出光系列のガソリンスタンド支払い
期間限定ポイントの留意点
キャンペーンで付与されたポイントは「期間限定ポイント」と呼ばれ、ポイントの有効期限と利用範囲に制限がかかっています。
例えば「楽天カード利用代金の支払い」や「楽天証券での投資」では使用することができません。
まとめ
「三井住友カードゴールド(NL)×SBI証券」が有力
筆者の見解としては、総合的にポイント還元率の高い「三井住友カード(NL)×SBI証券」が有力です。
- メインは「三井住友カード(NL)×SBI証券」
- クレジットカードもメインを「三井住友カード(NL)」を利用
- ただし月額8.4万円を超える分は「楽天カード」を利用
- ふるさと納税は「楽天カード」と「楽天市場」を利用
メインは「三井住友カード(NL)×SBI証券」として、クレジットカードも「三井住友カード(NL)をメインに。
月額8.4万円を超える分は、通常の還元率が高い方の「楽天カード」を利用。
ふるさと納税については、筆者の場合は楽天SPUで大体6倍~10倍辺りをうろうろしているので、還元率の高い楽天市場を利用。
これが筆者に関する最適解です。
現在「楽天カード×楽天証券」を利用している方も、「三井住友カード×SBI証券」の切り替えを検討してみては如何でしょうか。
その他
モッピーを経由すると10,000万円以上お得
ポイ活サイト「モッピー」を経由して三井住友カードの作成とSBI証券の口座開設をするとさらにポイントがもらえます。
- 三井住友カード → 8500P
- SBI証券 → 4000P~10,000P
リンクを貼っておきますので、これから作成する方はこちらからどうぞ