【祝アニメ化!】漫画・小説の『リビルドワールド』が面白い!【ネタバレ・感想】
原作は電撃《新文芸》スタートアップコンテストの大賞を受賞した作品。
なろうやカクヨムにあるタイトルは『科学文明崩壊後再構築世界 少年ハンターと奇妙な美女の東部ハンター稼業録 リビルドワールド』という流行りの命名がされています。
この記事では、アニメ化が決定したリビルドワールドの魅力についてご紹介します!
あらすじと世界観
旧文明の遺産を求め、数多の遺跡にハンターがひしめき合う世界。
リビルドワールドは文明が滅びた後の世界を舞台に、スラムに住む少年『アキラ』が謎の女性『アルファ』と出会い、とある高難度遺跡の攻略のためにハンター稼業で成り上がっていくSFバトルアクションです。
今では『旧世界』と呼ばれる過去の文明は、その高度な技術で多くの『遺物』を生み出しました。
材質不明の瓦礫、崩壊したまま宙に浮かぶ高層ビル、服用するだけで四肢の欠損を治療する薬、兵器・モンスター・遺物を生み出す生産施設などなど。
人々は旧世界の叡智と映画の欠片である『遺物』を搔き集め、長いときをかけて社会を最構築してきました。
そんな世界で、アルファと出会ったアキラは実力をつけていき、より大規模な戦闘に巻き込まれていきます。
主要キャラクター
アキラ
本作の主人公。
東部クガマヤマ都市のスラム街で暮らす少年。
そこから成り上がるためにハンターとなり、ハンターとして初めて訪れた旧世界の遺跡で、アルファと名乗る奇妙な美女に出逢う。
彼女から高難易度の遺跡の攻略を持ちかけられ、アルファに鍛えられながら、実力と装備を充実させて、指折りのハンターに成長していく。
『奪われる』ことに対して、アルファすらも戦慄させる深い闇を抱えている。
アルファ
アルファと名乗る謎の美女。
普通の人間には声も姿も認識することができない。
旧領域接続者という生まれつき特別な能力を持つ人間を探し、アキラと出会った。
とある高難易度遺跡をアキラに攻略してもらう代わりに、旧世界の技術を用いて彼をサポートする契約を結ぶ。
彼女の力、教育、そして過酷な戦闘を潜り抜けるアキラの成長速度に驚嘆する。
シェリル
スラム街の少女。
高価な遺物を回収して金を得たアキラを狙って壊滅させられた徒党の生き残り。
後ろ盾を失い、スラム街で生きていくためにアキラに接触を試みた。
初めはアキラを利用するだけのつもりだったが、徐々にアキラの信頼を得たいと思うようになる。
カツヤ
クガマヤマ都市を中心に活動するハンター徒党『ドランカム』に所属する若手エース。
正義感の強い青年でハンターとして優れた才能を持つ。
まっすぐすぎる正確が周囲との軋轢を生んでしまい、アキラとは殺し合うほど犬猿の仲。
本人は認識していないが、アキラと同じようにアルファと同種の存在がついている。
無自覚に女性の好意を引き寄せ、ユミナたちをやきもきさせている。
アキラとの死闘の末、死亡。
ユミナ
「ドランカム」の若手ハンター。
カツヤとは幼馴染で、アキラと衝突したときには身体を張って仲介している。
アキラと関わるうちに仲良くなっていき、一緒に訓練もするようになる。
アキラが自分に好意を持っていることに気づいているが、自身はカツヤを想っているので気づかない振りをしている。
カツヤのためにアキラと戦うことになり、死亡。
感想と評価
ストーリー展開のテンポも良く、キャラクターの魅力も引き立っており、なにより戦闘の爽快感と臨場感が素晴らしいです。
大量のモンスターやハンターとの激しい銃撃戦や疾走感あふれる近接戦闘が繰り広げられ、圧倒的な臨場感が出ています。
数々の死線を潜り抜けて生き残るアキラの成長も、未だそこが見えず、彼がどこまで昇り詰めていくのか楽しみです。
アルファという謎の存在も作品の魅力を引き立たせています。
物語上ではアキラの味方ですが、時折意味深な表情や敵対を示唆するような描写も見受けられます。
漫画も小説もアルファの目的は解明されていないので、展開によってはアキラとアルファが敵対することもあり得るかもしれません。
展開とネタバレ
旧世界の技術を駆使するアルファのサポートを受けているため、チートと言っても過言ではありません。
ですが、アキラが行う戦闘はアキラ本来の実力の何十倍も必要なほど苛烈な戦闘ばかりで、アルファのサポートがあってもギリギリの戦いを強いられます。
スラムの徒党に命を狙われるのに始まり、数千はあろうかというモンスターの群れに襲われたり、大型兵器と接近戦を挑んだり、遺物強盗犯と戦ったり、二大徒党との大抗争に巻き込まれたり、クガマヤマ都市の幹部たちの権力争いに参加したり、アルファなしでカツヤたちと殺し合いをしたり、超人と呼ばれる高ランクハンターと戦ったり。
とにかく死闘の連続です。
アニメ放送日
2023年11月時点で公表されていません。
最新情報は公式Xをこまめにチェックするしかなさそうです。
まとめ
主人公のアキラはアルファというチート紛いの力を得ながらも、ギリギリの戦闘を経て着実に成長していく描写が、いま流行りの異世界チート系とは一線を画しています。
アキラの成長、アルファの謎、旧世界とは何なのか、それらの要素が複雑に絡み合って面白さを際立たせています。
コミカライズ版よりも小説版の方がストーリーは進んでおり、ボリュームもあって読み応えがあるので、先が気になる人は小説版を手に取ってみてはいかがでしょうか?