アニメと原作どちらからを見た方がいいか?
こんにちは、柊です!
皆さんは書籍を購入したとき「この作風は自分には合わなかった」と感じたことはありませんか?
今まで3,000冊以上の書籍を読んできた筆者ですが、そう感じたことがたくさんあります。(作者さんには本当に申し訳ないですが・・・)
消費者側としてはせっかくお金を使うのだから、どうせなら「読み終わって面白かったと思えるような作品を読みたい」というのが本音だと思います。
そこでこの記事では作品選びの手法の一つとして「アニメを見てから原作を買う」ことについて、なぜその方法がいいのか理由にも触れながら取り上げていきたいと思います。
前もってお伝えしておきたいのですが、筆者は決して「アニメ化が悪い」ということが言いたいのではありません。
あくまで書籍を買うときの選択肢の一つとして受け取って頂ければ幸いです。
アニメを視聴してから原作を買うことの良さ
アニメはキャラクターの心理描写やストーリー展開について、原作よりも劣ってしまう傾向があると筆者は考えています。
逆に考えると原作を基に制作されたアニメで面白いと感じたなら、その原作も面白いと言えるからです。
「アニメを見て面白かったから原作も買った」という方はまさにそういう考えで行動しているのではないでしょうか。
なぜ「原作>アニメ」と考えるか
その理由はアニメは原作(コミックや小説など)と比較するといろいろな制約を受けてしまうためです。
たとえばキャラクターの心理描写なら、「どうしてこのキャラはここでこんな行動をしたのだろう?」など、動機が不明瞭でキャラの動きに不自然さを感じたことはないでしょうか。
たとえばストーリー展開なら、展開が速すぎてストーリーのつながりを見失った、あるいは急に場面が飛んでしまったように感じたことはないでしょうか。
少なくとも筆者はあります。
実際、原作を見て面白いと思っていた作品がアニメ化され、いざ見てみるとまらないと感じてしまうことがありました。
文字だけの小説や静止画のコミックよりも、キャラクターが動くアニメの方がイメージしやすくて躍動感も出ているはずなのに、どうして劣っているように感じてしまうのでしょうか?
皆さんも想像がつくと思いますが、一番大きい要素が『製作費』と『時間的制約』です。
製作費は30分/話あたり1500万円~3000万円
調べる前は1話当たり500万前後かなと漠然と思っていた筆者ですが、想像していたよりも高額です。
アニメは言ってしまえば静止画の連続です。言い換えると大量の静止画の制作です。
必要な静止画の枚数が多いほどお金がかかります。激しいバトルシーンがある作品なら、それだけ必要枚数が多くなり、さらに声優さんのギャラや放送枠などの費用も加わってきます。
精巧な表現、躍動感あふれるシーンを作ろうとするとそれだけお金がかかります。
当然、製作者側には予算というものがあり、その中で制作しなければなりません。原作に忠実に作りたくてもお金の都合で作れない場合があるのです。
30分という時間制限
大体のアニメは30分枠で放送されています。
1クール12話で考えると360分(=6時間)に収める必要があります。こうして考えると結構短いですね。
さらにCMやオープニング、エンディングもあるため、厳密にはその時間全部を使えるわけではありません。
枠内に収めるためにストーリーを削らなければならない場合があるということになります。
作品によっては1クールで原作3~4巻分のストーリーを展開したり、12話丸ごと1巻分に使うこともあります。
そのあたりも製作者側の腕の見せ所なのでしょう。
話題のアニメはだいたい無料で視聴できる
現代ではアニメが見たければTVで視聴することができます。
リアルタイムで見るもよし、録画しておいて時間のあるときにまとめて見るもよしです。
あるいは動画配信サービスに申し込んで視聴するのもいいでしょう。
レンタルショップからDVDやBlu-rayを借りて見ることもできます。
それを見て、面白いと思ったなら原作の購入を検討してみてください。
アニメを視聴した後なら内容が補完されるため、より一層作品を楽しむことができます。
ちなみに有料の動画配信サービスはこういったものがあります。
マンガの試し読みから入る手もある
マンガサービスでは試し読みできるものがあります。
忙しくてアニメを見る時間が取れないという方は試し読みしてから原作購入という手もあるのではないでしょうか。(そもそも時間がないのだから原作なんか読む時間なんてない、という話は横に置いて)
まとめ
アニメを見る → 面白いと感じたら原作を買って読む
これだけのことで買ってから後悔することは少なくなると思いますので、一つの手段として参考になれば幸いです。