おすすめ電子マネーはどれ? 還元率と特徴を比較
多様なキャッシュレス決済が普及した昨今。
どんな種類があって、それぞれどんな特徴があるのかいまいちわからない。
そんな疑問を持っている方もいるのではないでしょうか。
もしくは、既に利用しているものの、特徴を知らないせいで貰えていたはずの特典を受け取り損ねていたかもしれません。
本記事では、メジャーなキャッシュレス決済の種類とそれぞれの特徴についてメリット・デメリットも踏まえて紹介します!
還元率早見表
キャッシュレス決済 | 最大還元率 |
---|---|
楽天ペイ | 2.5% |
PayPay | 2.5% |
d払い | 2.0% |
au pay | 1.5% |
モバイルSuica | 2.5% |
WAON | 1.0% + α |
楽天ペイ
ベストな組み合わせ
楽天ペイ + 楽天カード
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最大還元率は2.5%
チャージ残高から支払うと還元率1.0%
予め楽天ペイに残高(=楽天キャッシュ)をチャージしておき、そのチャージ残高から支払うと1.0%のポイント還元を受けられます。
チャージ残高がないときは連携しているクレジットカードから支払われます。
その場合はポイント還元が受けられないので、オートチャージ設定で取り漏れを回避しましょう。
楽天カードから楽天キャッシュにチャージで0.5%還元
楽天カードからチャージするだけで0.5%還元されます。
他社のクレジットカードでは受けられないため、楽天ペイを利用する場合は必ず楽天カードをチャージ元に設定しておきましょう。
楽天ポイントカード提示で0.5%~1.0%還元
楽天ペイには楽天ポイントカードとしての機能があります。
提携店を利用するときに楽天ペイからポイントカードを提示すれば、店によって0.5~1.0%のポイント還元を受けられます。
提携店一例:ファミマ、サンドラッグ、ツルハドラッグ、マクドナルド、ガスト
提携店の一覧はコチラ
Suicaチャージでさらに0.5%還元(Androidのみ)
Android端末限定ですが、楽天ペイからSuicaへチャージするだけで0.5%還元されます。
Suica単体でも「JRE POINT」に登録しておけば、JR東日本の鉄道を利用するだけでSuicaのポイントを貯められます。
※モバイルSuicaはカードタイプのSuicaの3倍ほどの還元率。
※JRE POINTの詳細はコチラ
全国500万か所以上で利用可能
2020年11月時点で加盟店数は500万か所を超えています。
その時から時間が経過しており、かつ「中小規模の新規加盟店向けの決済手数料実質0円キャンペーン」により店舗数を急速に拡大していると発表しています。
ペイメント事業の『楽天ペイ』においては、10月より開始した中小店舗を対象とした決済手数料実質0円キャンペーンが奏功し、加盟店数は急速に拡大。2021年度における『楽天ペイ』申込件数は前期比約10倍を見込む(注8)。
参考:楽天グループ2021年度第3半期決算ハイライトに関するお知らせ
このキャンペーンも2022年12月31日までの延長が決定しており、さらに店舗数が拡大することがされます。
利用可能店舗は、ローソン・ファミマ・セブンイレブン・ミニストップなどのコンビニを始め、イトーヨーカドーなどの各種スーパー、マツモトキヨシなどのドラッグストア、マクドナルドやタリーズコーヒー、その他居酒屋・家電量販店・本屋・引っ越しなどなど。
利用可能店舗の一覧はコチラ
今後、日本で一番利用されるキャッシュレス決済となる可能性があります。
そうなれば楽天の収益も上がり、さらにポイント還元率など条件が良くなるかもしれません。
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PayPay(ペイペイ)
ベストな組み合わせ
PayPay + PayPayカード
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最大還元率は2.5%
基本還元率0.5%
- 基本還元率は200円ごとに1ポイントの0.5%です。(Yahoo!Japanサービス利用時のみ1%)
- 300円以上の決済が30回以上かつ利用額5万円以上を達成で、翌月さらに0.5%付与。
- 指定されたサービスを3つ以上利用する条件達成で、翌月さらに0.5%付与。
条件達成込みで、最大で1.5%(Yahoo!Japanサービス利用時2%)の還元率になります。
「300円以上の決済を30回以上」というのは、1回の利用金額が小さいため、非常に無駄遣いに繋がりやすい行為です。
生活に必要な支出でこの条件を満たせるかどうか、しっかり検討したうえで利用しましょう
PayPayの支払いをPayPayカードにすると1%付与
PayPayを利用するとき、PayPayカードから支払われるように設定しておくと、100円につき1ポイント付与されます。
この設定をしておくだけで、PayPay支払いの還元率を常時1.5%にすることができます。
必ずPayPayカードとセットで利用するようにしましょう。
「PayPay」と「PayPayカード」を組み合わせるだけで常時1.5%の還元率となり、他の決済システムと比較しても高還元率です。
反面、最大2.5%を狙おうとすると返って無駄遣いしてしまう可能性があるため、無理に狙わない方が無難と言えるでしょう。
全国374万か所で利用可能
「PayPay」の使い易さに加え、全国に22カ所ある営業拠点を中心とした地道な営業活動により、加盟店は374万カ所(※3)に拡大し、実店舗やオンラインサービスなど幅広く「PayPay」を利用できることを実感していただいています。
引用元:PayPayホームページ
2022年8月時点でPayPayが利用できる加盟店舗数は374万か所です。
ローソンやファミリーマート、セブンイレブン、などのコンビニなんて当たり前。
総合スーパー、ドラッグストア、飲食店、居酒屋、家電量販店、本屋、ファッション、レジャー、旅行、電子書籍、ゲーム、通販、電気ガス水道などなど。
日常生活におけるほぼすべてのジャンルを網羅しており、ほとんどの場面で利用できる決済方法です。
利用可能な店舗はコチラ
他社クレカ払いに設定しているとポイントはもらえない
ペイペイの支払い方法に『PayPayカード(ヤフーカード)』以外のクレジットカードを設定していると、PayPayポイントが付与されないため、注意が必要です。
ポイントが付与される支払い方法は以下
- PayPayあと払い
- PayPay残高
- PayPayカード(ヤフーカード)
キャンペーンやクーポンでさらに還元
キャンペーンや配布クーポンを活用することでさらにポイントの還元を受けることができます。
時期によって『50%還元』や『全額還元』のキャンペーンが行われていることがあります。
キャンペーンやクーポンの内容は毎日チェックして見落とさないようにしましょう。
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d払い
ベストな組み合わせ
d払い + dカード
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最大還元率は2.0%
基本還元率0.5%
d払い対応店で200円につき1ポイントの0.5%還元率です。
dポイントとd払いの両方対応店で還元率0.5~1.0%
dポイントとd払いの両方に対応している店舗でdポイントカードを提示すると100円~200円につき1ポイント還元されます。(=0.5~1.0%還元)
dポイントカードはd払いアプリからも提示できます。
d払いの支払い方法をdカードに設定して0.5%還元
支払い方法をdカードにしておくと200円につき1ポイント(0.5%還元)の還元を受けられます。
※2022年12月9日までは1.0%還元でしたが、2022年10月10日以降は0.5%に減少しています。
全国266万か所で利用可能
2020年9月時点で利用可能先は266万か所以上です。
ローソンやファミマ、セブンイレブンのコンビニを始め、マツモトキヨシなどのドラッグストア、ケーズデンキやビックカメラなどの家電量販店などなど。
d払いが可能な店舗の一覧はコチラ
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au Pay
ベストな組み合わせ
au Pay + au Payカード
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還元率は最大1.5%
基本還元率0.5%
200円ごとに1ポイントもらえる還元率0.5%です。
au Payカードからチャージすると1.0%
アプリのチャージ元をau Payカードに設定しておけば、チャージ額の1%の還元を受けることができます。
オートチャージ設定にしておけば、残高不足も回避できます。
au Payゴールドカードからチャージすると2.0%
ゴールドカードでチャージすると還元率が2.0%となりますが、年会費11,000円が必要になります。
au携帯電話を利用している場合は、その利用額の10%のポイント還元を受けることができます。
ゴールドカードなら最大で2.5%となりますが、年会費分を回収できる見込みがないなら利用しない方が無難です。
全国504万か所で利用可能
2022年6月時点で506万か所で利用可能となっています。
※参考資料:https://www.au.com/content/dam/au-com/information/topic/auwallet/2022-034/if_2022-034_pdf_04.pdf
ローソンやファミマ、セブンイレブンのコンビニを始め、ドラッグストア、ケーズデンキ、ビックカメラ、飲食店、家電量販店などなど。
楽天に見劣りしない数の店舗で利用することができます。
利用可能店舗はコチラ
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モバイルSuica
JRE POINT WEBサイトに会員登録しないとポイントは付与されません。
ベストな組み合わせ
モバイルsuica + ビュースイカカード
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還元率は最大2.5%
基本還元率0.5~1.0%
利用店舗により200円につき1ポイント(0.5%)、100円につき1ポイント(1.0%)と異なります。
キャッシュレス決済システムとして利用する場合、どのクレジットカードでチャージしても
オートチャージで1.5%
下記クレジットカードでオートチャージすると通常の3倍の還元率になります。
JR在来線乗車することでポイントが貯まる(2%)
モバイルSuicaならJR在来線に乗車することで50円ごとに1ポイント付与されます。(2%相当)
ただし入金残高で乗車した場合に限るため、定期券の乗車では付与されません。
※カードタイプは200円で1ポイント還元に下がります。
モバイルSuica定期券を購入するとポイントが貯まる(2%)
モバイルSuicaの定期件を購入すると購入金額50円につき1ポイント付与されます。
新幹線(自由席)利用でポイントが貯まる(2%)
新幹線の利用でも50円につき1ポイント付与されます。
初回のみ、モバイルSuicaアプリで「タッチでGo!新幹線」に利用登録する必要があります。
利用できるのは自由席の場合のみで、予約が必要な指定席では利用できません。
全国226万か所で利用可能
2022年3月時点、利用可能な場所は全国で226万か所です。
参考:2022年3月期決算資料
JR線を利用することに特化したキャッシュレス決済と言えますね。
JR線をよく利用する人は持っておいて良いのでは?
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WAON
ベストな組み合わせ
イオンカード(WAON一体型)
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還元率は最大1.0% + α
基本還元率は0.5%
200円につき1ポイント付与となるため、還元率は0.5%です。
イオンカードからチャージするとさらに0.5%
こちらも200円につき1ポイント付与となるため、還元率は0.5%です。
電子マネーWAON会員登録すると対象店舗でポイント2倍
会員登録すると対象店舗でのポイント還元率が0.5% → 1.0%に増加します。
下図のように店舗一覧の「会員登録で2倍」と表記されている店舗です。
※対象店舗はコチラ
リサイクルでポイント還元
ペットボトルなどのリサイクル資源を対象店舗で捨てるだけでポイントが付与されます。
- ペットボトル5本 → 1ポイント
- 古紙1kg → 1ポイント
- 紙パック10枚 → 1ポイント
- アルミ缶 → 1ポイント
※リサイクル対象店舗はコチラ
全国106万か所で利用可能
イオン系列の店舗を中心に、ファミリーマートやローソンなどコンビニ、ツルハドラッグなどドラッグストア、ビックカメラなどの家電量販店などなど。
日用品の購入に利用するような店舗はカバーされています。
※対象店舗はコチラ
近くにイオンモールなどのショッピング施設がある場合は持っておくと良いでしょう
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まとめ
紹介した中から推奨するのは断トツで『楽天ペイ』です。
- 2.5%の高還元を受けるのに複雑な条件はなく、
- 現時点でほとんどの場面で利用することができ、
- キャンペーンにより利用可能店舗数が拡大していくと予想され、
- 改悪続きとはいえ、楽天経済圏のポイント還元率はまだ高水準を保っている
これらが推奨する理由です。
キャッシュレス決済は今後も促進され、使うだけでポイントがもらえるのは当たり前となってきています。
ポイントがつかない現金払いは、もはや相対的に損をすると言ってもいいでしょう。
キャッシュレス決済・クレジットカード・利用先の組合せ次第でたくさんのポイント還元を受けられます。
ポイントは家計の節約に貢献するので、うまく組み合わせて高還元を目指しましょう。
どのキャッシュレス決済が良いか迷っているなら、とりあえず上述した『楽天ペイ』を利用してはいかがでしょうか。
利用しながら、自分の生活に最適な組み合わせを見つけ出してください!
電子マネーに関連の強いクレジットカードについてこちらも参考にしてください!