アニメ
PR

【あらすじ・ネタバレ】お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件

hiragi-books
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

あらすじ

地元から離れた高校に進学して一人暮らしを始めた高校一年生の藤宮 周(ふじみやあまね)。

 彼が住むマンションの隣には天使の異名を持つ椎名 真昼(しいなまひる)が住んでいた。

 学園一の美少女で人気者の彼女と関わることなどないと思っていた周。

 しかし雨が降りしきる中、途方に暮れたようにブランコに座っている彼女を見かけた。

 見かねた周は彼女に声をかけたが、数多の男子からアプローチを受ける真昼はあからさまに警戒した。

 周自身、彼女とどうこうなろうという考えはない。彼女が拒絶するならば、これ以上話しかける必要もない。

 ただ放っておいて風邪でも引かれると目覚めが悪いと思った周は自分がさしていた傘を押しつけた。

「風邪引くし、さして帰れよ。返さなくていいから」

 翌日、傘を返しに真昼が現れ、周が風邪を引いていることに気づかれる。

 その原因が何であるかも、容易に想像がついた。

「借りは、返します」

 そうして周は真昼に看病されることになる。

 この日をきっかけに、二人の交流が始まった。

 ゆっくり、少しずつ、お互いの心を通わせていく――甘くて焦れったい恋の物語。

原作小説

シリーズ累計発行部数は50万部を超える大作。このライトノベルがすごい2022 第6位!

2023年1月15日頃発売

コミック

ネタバレ

 周が真昼に傘を貸し、真昼は周の看病をすることから関係が始まる。

 周は真昼に踏み込まず、真昼は周に踏み込ませない。

 そんな二人だったが接していくうちに心の距離が近づいていく。

 真昼は両親の愛を受けずに育ち、周はそれを知ったとき、

 お互いのことが好きになり、しかし今度はお互いに踏み込めず、なかなかそれ以上の関係になれない。

 ある日、周は真昼がネグレクト同然の扱いを受けて育ったことを知る。

 「……困るなら、産まなければよかったのにね」

 両親の愛情を受けてこず、両親に見てもらうために「いい子」になり、表面上は明るく振舞って、心の中で泣き続け、誰にも助けを求められない天使になった。

 真昼にそう言わせるまでに追い詰めた両親に周は憤るが、他人の家庭に口を出すことはできない。

 いままで真昼が我慢していた苦しみ全てを吐き出せるように、周は真昼を支えるために小さな背を抱き締めた。

 この日、真昼は周への想いを自覚し、怒涛のアプローチの末、体育祭で周を落とすことに成功する。

登場人物

椎名 真昼

 周のマンションの隣人の同級生。

 頭脳明晰、品行方正、容姿端麗、家事万能の四拍子が揃った学校一の美少女。

 学内では天使と呼ばれており、異性からの人気も高いが、本人は内心では嫌がっている。

 両親と軋轢があり、振り向いてもらうために「いい子」に振舞い続けたことで天使と呼ばれるようになった。

 母親に「要らない子」と言われ、雨の日に公園でブランコを漕いでいたところ、周に出会った。

 周が傘を貸してきたとき、他の男性と同じように「恩を売って近づいてあわよくばと考えているのだろう」と警戒していた。

 しかし周の放っておけないだらしなさと、接していると垣間見える紳士的な振る舞いに、いつしか恋心を抱くようになる。

藤宮 周

 地元を離れて一人暮らしをしている高校生。

 掃除と炊事が特に苦手で、部屋は足の踏み場もないくらいに取っ散らかって、食事は栄養補助食品で済ませるほど生活力0。

 ぶっきらぼうで人付き合いが苦手だが、人一倍優しく思いやりがある。

 過去に友達だと思っていた相手に裏切られ、簡単に他人を懐に入れない癖がある。

 その反面、一度懐に入れた相手はとことん大事にする。

 雨に打たれる真昼に傘を押しつけ、生活力のなさを見られたことをきっかけに彼女と接点を持つようになる。

 学校では見せない真昼の素の表情に日々悶える羽目になっている。

 真昼が「天使」なった理由を知った日、彼女への想いを自覚した。

赤澤 樹

 周のクラスメイト。

 恋人である白河千歳を大切にしており、周に惚気話を聞かせて疎ましがられている。

 千歳とは結婚を前提に交際しているが、父親が千歳のことを認めていないため、確執がある。

 いまでこそチャラい振る舞いが目立つが、昔はそうではなく、千歳との出会いで今の樹になった。

 見た目に反して、思慮深い。

 周のことは親友だと思っており、周が傷つけるような人間には目を光らせている。

 周と真昼の関係を知った後、じれったい気持ちで二人を見守っている。

白河 千歳

 樹の恋人で周の同級生。

 非常に明るい性格をしており、人懐っこい。

 真昼のことを「まひるん」と呼んで、彼女の恋愛相談に乗っている。

 周が真昼にドギマギさせられる原因の半分は千歳の入れ知恵のせいだったりする。(もう半分は真昼の無自覚な行動のせい)

 好奇心が旺盛でよく周をからかっている。

 料理に独自のアレンジを加える悪癖があり、バレンタインでは「ロシアン義理チョコ」を渡して周を殺戮しかけた。

感想

 『尊い』。

 この一言に尽きます。

 高クオリティに納得です。近年稀に見る傑作だと思います。

 最初はお互いに本当に他人といった感じで、明らかな壁がありました。

 周は目覚めが悪いという理由で真昼に傘を押しつけ、押しつけられた真昼は風邪を引いた周の看病で借りを返そうとしたことから始まりました。

 警戒心を露わにしながらも、周のだらしない生活を見かねて料理をおすそ分けしたり、掃除を手伝ったりと、何かと面倒見が良いです。

 そうやって関わっていく中で、徐々に真昼が心を開いていく過程が見られます。

 明らかに互いに好意を持っているのに、互いがそれに気づかずにいるのが何ともじれったいです。

 周の紳士的な振る舞いも、真昼の可愛らしい仕草も、全てが甘く尊い物語です。

あわせて読みたい
【絶対に損しない】2023年1月おすすめ冬アニメ4選
【絶対に損しない】2023年1月おすすめ冬アニメ4選

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

記事URLをコピーしました