要約『嫌われる勇気』|対人関係のストレスから解放される本

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「他人にどう見られているのか気になる」

「嫌われたらどうしよう」

「人の目や評価が怖い」

「こんな風に思われたらいやだな」

 このようなことに悩まされ、ストレスを感じている人はいないでしょうか。

 『嫌われる勇気』を読めば、そんな悩みとストレスから脱却できます。

 対話形式で読みやすく、その内容の奥深さから、シリーズ世界累計900万部を超えた世界に愛されている自己啓発本です。

 他人からの目に悩んでいる方は、是非、手に取ってみてください。

 対人関係で悩んでいても、これを読むと生きるのが楽になります

要約

 「馬を水辺に連れていくことはできるが、水を呑ませることはできない」

 ほぼすべての悩みは人間関係にあり、他人はあなたの希望通りには動いてくれない。

 嫌われたくなくてもあなたを嫌う人は必ず存在する。

 「嫌わないでほしい」と他人に求めるから、悩み苦しくなることになる。

 自由とは、他人から嫌われること

 他者の評価を気にかけず、他者から嫌われることを恐れず、承認されないかもしれないという可能性を受けれて、初めて自分の生き方を自由に貫くことができる。

 だから、嫌われることを恐れるな

 そのためには共同体感覚を持ち、それを持つためには「自己受容」「他者信頼」「他者貢献」の3つが必要になる。

 そうすると共同体の中で貢献感を得られ、人は幸福になることができる。

すべての悩みは対人関係にある

 悩みのすべては対人関係の中に「競争」があることに起因します。

 勝ちたい、負けたくない、良い収入が欲しい、立派な家が欲しい、カッコいい人・綺麗な人と付き合いたい。

 これらの欲求はすべて他者と自分を比較した競争から生まれるものです。

 冒頭で記述した「他人にどう見られているのか気になる」、「嫌われたらどうしよう」、「人の目や評価が怖い」、「こんな風に思われたらいやだな」などの悩みも同じです。

 あなたの悩みは「対人関係」があるから生まれてくるものです。

対人関係を断つことはできない

 では対人関係をすべて断てば悩みから解放されると考えてしまいそうですが、それは不可能です。

 現代社会で誰とも関わらず生きていくことは絶対にできません。

 知り合いに無人島で一人暮らしをしている男性がいますが、無人島で生活をしているだけで仕事や食料を得るために人と関わって生きています。

 仮に対人関係をすべて断ったとしても今度は「孤独」に悩まされることになります。

 自分とは別の場所にいる人たちから疎外されていると感じてしまい、それも他者という存在がある故の悩みです。

 既に他者を認識してしまっている私たちは「対人関係を断つ」という方法ではすべての悩みを解決することができないのです。

他者はあなたの期待を満たすためだけに生きているわけではない

 他人に承認されたら嬉しいし、満たされた気持ちになります。

 しかし他人にそれを求めるのは「他者への支配」です。

 あなたはあなたの周りにいるすべての他人の期待を満たすために生きていますか?

 おそらくそのような人はおらず、各々が自分の人生を生きているはずです。

 承認欲求は「自分の期待を満たせ」と他人に強いる行為であり、言い換えると他者を支配しようとする行為です。

 他人へのつながりを承認欲求で満たそうとするのは不自由の始まりです。

嫌われることを恐れる必要はない

 どのように生きていたってあなたを好く人は好きますし、嫌う人は嫌います。

 それはあなたがコントロールできるものではなく、他人が勝手に決めることです。

 自分でコントロールできるものではないのですから、そもそも悩む必要がないのです。

幸福とは貢献感を得ること

 人は「誰かの役に立てている」と思えたときにだけ自分の価値を実感できます。

 その実感は自分の主観的な感覚であり、

人は変われる

 変われないのは「変わらない」と決心しているから。

 変わらないでいれば、今までの経験から未来をある程度予測できます。

 一方、変われば今までの経験は当てになりません。先のことが見通せず、不安も大きくなります。

 たとえ現状に不満を抱き、不自由を感じていても、「今の方が楽で安心だから」と変わらないことを決心してしまいます。

 変わるためには「今の自分をやめる」決心が必要です。

まとめ

 冒頭でも触れましたが、これを読んでから人間関係で悩まなくなりました。

 あまり敵を作らないように、他人に嫌われないようにと、人間関係に苦しんでいましたが、もう誰に嫌われようがどうでもよくなりました。

 私はこうやってブログなどで情報を発信していますし、普通に仕事して役に立ててますし、ちゃんと貢献しています。

 「お前なんかちっとも役に立ってねぇよ!」と言われたこともありますが、別に気にしてません。

 なぜなら、誰かの役には立っていると私自身が実感しているからです。

 要するに『自己満足』できればそれでいいのです。

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