86-エイティシックス-の感想とあらすじ 口コミからわかる魅力
86-エイティシックス-って?
『86-エイティシックス-』とは電撃文庫から出版されているライトノベルです。(著:安里アサト先生)
第23回電撃小説大賞にて『大賞』を受賞した作品で「このライトノベルがすごい!2018文庫部門』にて新作1位、総合2位を取った大作です。
アニメ化、コミカライズもされており、2021/10月には第2クールの放送が始まっています。
あらすじ
隣国が作り出した無人兵器『レギオン』による侵略を受ける『サンマグノリア共和国』。
それに対して共和国も同じく無人兵器の開発に成功して侵略を阻止していた。
ただしそれは表向きだけ。
共和国全85区外にある第86区。エイティシックスと呼ばれる少年少女たちがその無人兵器を操縦して戦っていた。
レギオンを退けて一時の平和を保つ共和国は戦死者0と報道しているが、それはエイティシックスの犠牲によって保たれているまやかしにすぎない。
戦場に立つ少年少女を率いる少年・シンと、共和国内から通信によって部隊を指揮する少女・レーナ。
顔も知らない遠く離れた二人が織りなす出会いと別れの物語。
口コミ
ネット上で見受けられる口コミをまとめるとざっくりこんな感じでした。
- ラストで泣いた
- 1巻の完成度がスゴイ
- 読み終わって1個の映画を見たようだった
- 大満足の面白さ
- 機械やメカが苦手なので序盤は読んでて辛かった
- 体言止めが多くて情景やストーリーが頭に入ってこなかった
- 固有名詞や特殊なルビが多くて小説を読んだことがないなら勧められない
実際に読んだ感想
大賞を取ったことも納得の面白さでした。
戦争と人種差別を取り扱っているため、どうしても重い展開になりがちですが、その重さに苦痛を感じさせることなく、それどころかストーリーの重厚さに引き込まれていきました。
安全地帯で指示を出すレーナと戦場に立つエイティシックスたちの隔たりについても描写されており、『無意識の差別』というものがいかに酷いものであるかを考えさせられました。
口コミにもあったようにラストは泣けます。
1巻だけも物語として完成されており、これで賞が取れないなら何が取れるんだと思わせられるほどの傑作でした。
<余談>
何故かアニメについてはマイナス評価が目立っているような印象を受けますが、個人的にはそれが不思議でなりませんでした。
アニメから入っても面白いというのが筆者の意見ですので、ぜひ見てみてくださいな!